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デザインの責任

「自分はセンスがないんで、女性スタッフに聞いてもらった方が・・」

男性経営者でこう発言する人が多くて驚きます。

『えっ、ここでまさかの丸投げ?』


「センスは教えられません」
と私も言い切っています。

先日、村上春樹氏が読者の質問に
「文章を書くというのは・・・・、基本的にはもって生まれたもので決まります」
と答えていましたが、私はデザインセンスも同じだと思っています。


でも商品を知ってもらうのはセンスではありません。


突然、事務服の若い女性が数人やってきて、
「こっちの方が可愛い」とか言われると
「僕はセンスが無いから・・、任せるよ」
といきなり弱気になる社長。


そんな時、僕はその女性に、商品コンセプト、ターゲット、売り上げ目標、開発秘話等その内容を細かく質問します。
その人が社長より、熱く語れる人か?です。

その商品を子どものように愛して、多くの人に知ってもらいたい人は誰でしょうか?
それが社長なら、デザインの責任は社長にあります。
あるいはそれを企画、開発した人です。

もちろん、社長自身がデザインをしろ!と言うのではありませんよ。
しかしその想いをデザイナーにさえ伝えられないとしたら、その先にいるお客様にはもっと伝わりません。

センスは無くても想いはある、それが一番大切なことです。

08:35 | comments(0) | -

商品に自信あり!のワナ

「知ってさえもらえれば・・、中身には自信があるんです」
これは売れてない商品を抱える方の多くが口にする言葉です。
残念ながら、商品は中身ではありません。

・・・  「パッと見です!」

 


私の経験の中で知る限り、
テキトーな製品を作ってる会社というのはほとんどありません。


皆、誠実に、一生懸命製品を作っています。
そして売れないと、また商品の改良を重ね、値下げしたりします。


しかし・・

商品は中身ではありません・・・
見た目でさえありません。


「パッと見です!」
 
「どぎつく」とか「奇をてらえ」
ということではありません。


その商品の特徴が
「パッと見」
で伝わっているかが大切なのです。

「おっ」とか、「へえ〜」とか、 
思わず手にとってしまう・・
まず、感情を揺さぶるパッと見です。

「知ってさえもらえれば・・」
そう思うならば
知ってもらう努力をしましょう。

もう商品改良は要りませんからね!



デザインコンサルタント 神田樹希
*********************************************
株式会社樹希社
代表取締役 神田樹希
1965年生まれ。
学生時代にプログラミング会社とイベント企画会社を起ち上げる。
卒業後、印刷会社で一年間、無給の丁稚奉公の後、
1993年、面白印刷として印刷の 企画デザイン会社を設立。
22年間で3万点を越えるデザインと商品開発、企画、店舗デザインに携わる。  
2008年より「美しいノート展」を京都、大阪、東京で開催。
2010年に京都市上京区にて手製本ノート専門店lleno本店を開業。  
2012年、lleno室町店を開業

■デザインコンサル、ブランディングのご相談は
info@ikkisha.jp


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13:39 | comments(0) | -

僕が印刷屋を辞めたワケ

『夜のコーヒー』

 ​

有機栽培でフェアトレードの珈琲豆屋さんからのオーダーは
「ショッキングピンクと黒と派手目なパープルを使ってほしい」
・・・・・・。

 

これはやればやるほど、自然食品のイメージから離れていきます。
「妙だよね?」
「どうかと思うよね?」
そう自問しながら、渾身のデザインをあげました。


その珈琲のパッケージは私の想いとは裏腹に大ヒットしました。
夜のご商売のお店で大流行して、お客様からは
「夜のコーヒー」
というあだなもつけてもらいました。

「こんな見た目ですけど、実は身体に優しいんです」
心優しき不良少女的癒しのコーヒーです。

しかし、私の気持ちは複雑でした。

商品がヒットするのは大切です。
奇をてらったり、どぎついことをやれば、一時的にはヒットさせることにできます。

しかし、そこに想いがなければ、本当の意味でのヒットにはなりません。


デザインは基本クライアントからの依頼で制作をするので
時に不本意なものを作ったり、
受け狙いのキャッチコピーを考えることもありました。

しかし、自分が本当に良いと思う商品を、​
そして作り手の想いが伝わるデザインを
誠実に創り出したい

それが印刷デザイン事務所をいったん休眠させた理由です。

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株式会社樹希社
代表取締役 神田樹希
1965年生まれ。
学生時代にプログラミング会社とイベント企画会社を起ち上げる。
卒業後、印刷会社で一年間、無給の丁稚奉公の後、
1993年、面白印刷として印刷の 企画デザイン会社を設立。
22年間で3万点を越えるデザインと商品開発、企画、店舗デザインに携わる。  
2008年より「美しいノート展」を京都、大阪、東京で開催。
2010年に京都市上京区にて手製本ノート専門店lleno本店を開業。  
2012年、lleno室町店を開業

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