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< lleno店舗 世代交代 とりあえず進む>

あと10日・・・

 
llenoのお店が私の手を離れ、新オーナーの元でリ・スタートいたします。
 
昨年1月に『経営者求む!』と高らかに宣言し、30名以上の中からたった1名の店舗後継者を選抜いたしました。
いよいよ3月16日より経営者として独立いたします。
    
う〜む、全く実感がありませんな、お互いに・・(笑)
   
   
新オーナーは新婚ホヤホヤの28歳、女性。
なんと今年は『結婚』『独立』と人生で大きめなイベントを2つもやってしまったツワモノです。
底知れぬ大物感漂いますね。(・・まあ、深く考えてないだけかもしれませんが。)
   
   
良くも悪くもそこが新オーナーの特徴です。
ある意味淡々としています。必要以上に重くも軽くも受け取らない。
    
lleno=神田、神田=lleno
と言われるお店。
 
プレッシャー感じますよね。やりにくと思います。
「その熱い思いを引き継ぐ自信がない」と辞退される方もいました。
  
   
そして引き継ぐ条件も何も、なーんにも決めてませんでした、なあんにも・・
    
引き継ぐ時期も急に早くなりましたし、
おいおい、話が違うやん!」と思っていることでしょう。 
     
  
心配になってついつい先にレールを敷いてあげたくなるのです。
しかしそれは相手を信頼してないことだ。
    
この先何があっても彼女は自分でちゃんとできる。
自分でやりたくて輝かしい経歴を捨てて飛び込んで来てくれたのです。 
   
どんな良い条件を示しても明日何が起こるかわかりません。
未来を約束することもできません。
 
   
結婚したばかりだから、
もっと条件が整ったら、
準備ができたら、
    
言い出せば色々あるだろうけれど
ただ「とにかくやってみる」
 
     
本当にやる人の「やる」とはこういう姿勢だと思います。
走りながら考える
これが未来を作る人、経営者だと思います。
     
経営をしていたら、想定外のことも起こります。
災害、事故、 病気、勘違い・・
   
私は「顧客を全部譲る」という約束で、印刷デザインの仕事の無給の丁稚奉公をしていた時期があります。
独立時にちゃんと名簿は譲ってもらったけれど、皆、その方の画風のファンだったので、私のところにはほとんど残りませんでした。
「おいおい」とも思いまいしたが、もともとスタートとは0からだと考えて進んできました。
   
    
私も店を譲るのは初めての経験です。
わからない同士でとりあえず進む!
それだけを決めています。
何と言っても20代で京都の中心地に店を持つわけです。
オーナーですから、代表ですから!
  
私の新しい会社 Will Design株式会社のポリシーの一つ
「いっちょう、やったるか!」
てとこですね。
   
もう一つ決めていることは、「一緒に走る」ということです。
    
お店は独立しますが、私はモノづくりの担い手として
引き続き、llenoの製品の制作や人材育成、また新しい企画やイベントに邁進いたします。
一緒に走るといいながら、置いてかれるかもしれませんが、その時は後ろからついていきます。
   
これからもよろしくお願いします。
  
  
llenoのリスタートのキックオフパーティを開催いたします!
お時間ありましたらぜひ、少しだけでものぞいてください。
新オーナーをご紹介いたします!
一緒に祝ってやってください!
◯3月17日(金)19:00〜21:00
◯lleno 京都本店(室町通蛸薬師角)
※満員の場合は入場を制限させていただくことがございます。ご了承ください。
  
   
  
写真はllenoのHistory
懐かしい・・
 

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「想いを紡ぐ」をプロデュース/神田樹希
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株式会社樹希社(タツキシャ)
代表取締役 神田樹希
1965年生まれ。
学生時代にプログラミング会社とイベント企画会社を起ち上げる。
卒業後、印刷会社で一年間、無給の丁稚奉公の後、
1993年、面白印刷として印刷の 企画デザイン会社を設立。
22年間で3万点を越えるデザインと商品開発、企画、店舗デザインに携わる。
2008年より「美しいノート展」を京都、大阪、東京で開催。
2010年に京都市上京区にて手製本ノート専門店lleno本店を開業。
2012年、lleno室町店を開業

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