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僕が印刷屋を辞めたワケ

『夜のコーヒー』

 ​

有機栽培でフェアトレードの珈琲豆屋さんからのオーダーは
「ショッキングピンクと黒と派手目なパープルを使ってほしい」
・・・・・・。

 

これはやればやるほど、自然食品のイメージから離れていきます。
「妙だよね?」
「どうかと思うよね?」
そう自問しながら、渾身のデザインをあげました。


その珈琲のパッケージは私の想いとは裏腹に大ヒットしました。
夜のご商売のお店で大流行して、お客様からは
「夜のコーヒー」
というあだなもつけてもらいました。

「こんな見た目ですけど、実は身体に優しいんです」
心優しき不良少女的癒しのコーヒーです。

しかし、私の気持ちは複雑でした。

商品がヒットするのは大切です。
奇をてらったり、どぎついことをやれば、一時的にはヒットさせることにできます。

しかし、そこに想いがなければ、本当の意味でのヒットにはなりません。


デザインは基本クライアントからの依頼で制作をするので
時に不本意なものを作ったり、
受け狙いのキャッチコピーを考えることもありました。

しかし、自分が本当に良いと思う商品を、​
そして作り手の想いが伝わるデザインを
誠実に創り出したい

それが印刷デザイン事務所をいったん休眠させた理由です。

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株式会社樹希社
代表取締役 神田樹希
1965年生まれ。
学生時代にプログラミング会社とイベント企画会社を起ち上げる。
卒業後、印刷会社で一年間、無給の丁稚奉公の後、
1993年、面白印刷として印刷の 企画デザイン会社を設立。
22年間で3万点を越えるデザインと商品開発、企画、店舗デザインに携わる。  
2008年より「美しいノート展」を京都、大阪、東京で開催。
2010年に京都市上京区にて手製本ノート専門店lleno本店を開業。  
2012年、lleno室町店を開業

■デザインコンサル、ブランディングのご相談は
info@ikkisha.jp


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