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もう、お客様ではありません!

「モノ」から「経験」へ、とよく言われています。

その意味は

◯商品そのものの「モノ」を売る時代

◯そしてストーリー、つまり「背景に共感」する時代
 (開発秘話や会社の成立ちなどで、「共感」を得るテレビ番組が多くありました。)

◯そして「経験」を売る時代へと変化してきたという意味ですね。


経験というと
「店で料理教室とかをしたらいいですか」
と言った質問がでます。

それも悪くはないのですが、ここでは私のお店llenoを例に
「経験」の意味をもう少し掘り下げてみましょう。


llenoは手製本のノート専門店です。
まず「ノート」というモノがあります。

「ノートは人生そのもの」と考え、
装丁が美しく、パーソナルなオプションがつけられるノートを作りました。


そして次に「ストーリー」です。
llenoには「創業への想い」、「父の遺したノート」など
多くの方に「共感」して頂けるストーリーがあります。


そして今は「経験」を提案しています。
例えば「ラストラブレター」として、
「もし今日が最後の一日ならば誰に何を綴りますか?」
というテーマで書き残して頂くノートです。

また「ありがとうの綴り方」というノートの書き方教室や
「夢ノートを描く会」なども開催しています。


「経験」というと上記の「料理教室」や
llenoなら「製本教室」という発想になりがちなのですが、
「教室」というのは「教室というモノ」を売っていることになります。


ここでいう経験とはお客様自身がその「モノ」を使うことで、
「人生をどんな風に豊かで満たされたものにできるか?」
という提案をすることだと考えます。

そしてその想いを共有できたならば、
もうお客様ではありません


その世界観を一緒に作ってくれる、チームメイト、仲間です。
その感想や意見をお店や商品に反映させて一緒に作っていきます。


「お客様の意見を全部聞いてたらキリがないよ」と
言う方は多く、私自身、『お客様』の意見はあまり取り入れません(笑)

しかし、チームメイト、仲間になってくれた人の意見は参考になることが多く、
llenoでもどんどん取り入れています。

もう『お客様ではありません』から。





デザインコンサルタント 神田樹希
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株式会社樹希社
代表取締役 神田樹希
1965年生まれ。
学生時代にプログラミング会社とイベント企画会社を起ち上げる。
卒業後、印刷会社で一年間、無給の丁稚奉公の後、
1993年、面白印刷として印刷の 企画デザイン会社を設立。
22年間で3万点を越えるデザインと商品開発、企画、店舗デザインに携わる。  
2008年より「美しいノート展」を京都、大阪、東京で開催。
2010年に京都市上京区にて手製本ノート専門店lleno本店を開業。  
2012年、lleno室町店を開業

■デザインコンサル、ブランディングのご相談は
info@ikkisha.jp


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